NPO宝石珊瑚保護育成協議会について
地球が創造し、母なる海が育んだ宝石珊瑚。
その神秘の宝石といわれる宝石珊瑚は古来より人類の営みと共にありました。
NPO法人宝石珊瑚保護育成協議会は、宝石珊瑚とその文化を守り、後世に継承していきます。
宝石珊瑚増養殖事業 宝石珊瑚の森・育成プロジェクト
STEP1 珊瑚の森を作る
2015年の9月、宝石珊瑚が育ちやすい海底環境を整えることを目的に、宝石珊瑚の禁漁区である高知県柏島沖のビロウ島の周辺海域に、小型貝殻ブロック104個を投下しました。カキ殻が詰まったブロックに宝石珊瑚の幼生が泳ぎ着いてブロックに着底し成長することで、新たな生育場所となることが期待されています。
STEP2 珊瑚を育てる
2016年の1月には、小型貝殻ブロックに宝石珊瑚の枝先を接着して海底に沈めました。使用した宝石珊瑚の枝先は、地元の珊瑚漁師から提供を受け、公益社団法人黒潮生物研究所の宝石珊瑚飼育システムで管理、充分な数量が確保できたところで海底に帰します。放流7か月後の2017年2月に引き揚げて確認したところ、すべての宝石珊瑚に成長が確認できました。この結果は宝石珊瑚を保護・育成していく上で大きな成果となりました。
STEP3 文化を繋ぐ
後世に宝石珊瑚とその文化を伝えて行こうと始まった「宝石珊瑚の森・育成プロジェクト」。養殖し成長した珊瑚を採取するのでは無く、その成長した珊瑚が産卵し、別の場所に生息地を広げることが期待されます。この命のリレーを、ずっと後世に繋げ、文化と産業を継承していきます。
育成珊瑚の設置手順
資料ダウンロード
保護育成活動報告